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データ取得:2025/12/01未明

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N4742LJ 10pt
短編

かつぎ屋

雉白書屋

全1話[4,255文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕
 むかしむかし、ある小さな町に、かつぎ屋の三太という男がおりました。
 かつぎ屋といっても、荷物や人を運ぶ仕事ではございません。いや、ある意味では“人”でもあり“荷”でもあるのですが、彼が担ぐのは人間の死体なのです。
 このあたりでは、人が死ぬと寺に運び、火葬か土葬にするのが習わしでした。けれども、誰も死体には触れたがらない。たとえ身内であっても、気味悪がって遠ざかるのが常でした。
 そこで三太の出番となるのです。死体を大きな布ですっぽりと包み、木の箱に納めて背負い、ほいさ、ほいさと寺へ運ぶ。それが三太の生業でした。まあ、元々は布のまま肩に担いで運んでいたんですが、さすがにねえ。


 ある夜のこと。長屋で寝ていた三太は、戸を叩く音に目を覚ました。
 まぶたを擦りながら戸口を開けると、そこには背を丸めた陰気な男がひとり立っていた。

「……仕事を頼みたい」

全1話[4,255文字]
各話平均4,255文字
[推定読了0時間9分]
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最新作投稿:2025年11月19日(11:00:00)
 投稿開始:2025年11月19日(11:00:00)


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