Nコードで小説の詳細情報を検索
ちょっと面倒だなという方へ

データ取得:2024/05/09未明

おしらせ

新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。

N4579DM 59pt
連載中

皀莢の花 白月に咲く

もり

全3話[10,365文字] 歴史〔文芸〕
 天正と号された二十年は、とある人物のためにあった時代と云えよう。天下人、織田信長である。
 それまで信長は室町幕府将軍足利義昭を擁していた。が、元亀四年(1573年)義昭が抵抗の意を示したことを切っ掛けに京を追放。その年に元号を元亀から天正と朝廷に奏上し改元した。信長の天下の幕開けともとれる出来事であった。

 そして最果ての地、津軽に於いても、一人の姦雄が台頭した時代でもあった。
 下克上をなした信長に続けとばかりに、後の津軽藩初代藩主、大浦為信が蜂起したが同じ頃。
 それまで津軽は南部家の治めるところにあったが、堀越を皮切りに、石川、和徳と次々と城を落とすと、天正四年(1576年)には滝本播磨守重行が護る大光寺を、その二年後の天正六年(1578年)には、地域一帯を治めていた公卿の末裔北畠の浪岡御所を攻略。破竹の勢いをみせていた。
 要害汗石城の千徳大和守政氏を懐柔し、津軽西南をほぼ手中に収めたが、この地に於いてただ一人、大浦の世を良しとしない者がいた。
 鄙館城代、千徳掃部助政武である。
 しかし衆寡敵せず。鄙館千徳の命運は風前の灯と云えた。




※ タイトルは「さいかちのはな はくげつにさく」と読んでください〜。
  転生もタイムスリップもしませんが、何卒よろしくお願いします〜。

史実 時代小説 津軽 戦国時代 千徳於市 千徳政武 田舎館村 津軽為信 ネット小説大賞五 ネット小説大賞感想 
全3話[10,365文字]
各話平均3,455文字
[推定読了0時間21分]
お気に入り登録:12件

評価人数:4人(平均4.4pt)

最新作投稿:2016年09月23日(15:57:07)
 投稿開始:2016年08月25日(15:19:11)


ページのトップへ戻る