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データ取得:2024/05/05未明

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N3625EL 22pt
完結済

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有月 晃

全6話[8,694文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕
ブラインドを上げて窓を開くと、そこには紫陽花が朝露に艶やかだった。

梅雨の湿った空気が、店内に流れ込む。祖父の代から続く、住宅街の中の喫茶店。僕が継ぐと告げた時、病床の父は物言いたげな眼差しをこちらに向けながらも、反対はしなかった。

半地下構造の店舗。使い込まれたサイフォンが並ぶカウンターは残しながらも、僕は思い切ってテーブル席を撤去した。壁面に書棚を並べて、がらんとしたスペースにも浮き島の様に陳列棚を配した。

こうして、僕の店がスタートした……

――――――

初出はエブリスタ。

三行から参加できる超・妄想コンテスト「本屋さん」参加作品です。

【短編 No.11】2017.6.27 初掲載

日常
全6話[8,694文字]
各話平均1,449文字
[推定読了0時間18分]
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評価人数:2人(平均5pt)

最新作投稿:2017年12月19日(18:00:00)
 投稿開始:2017年12月18日(19:14:45)


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