データ取得:2024/03/29未明
おしらせ
▷新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。
N3563EY
49pt
短編
短編
漁火《いさりび》
齋藤 一明
全1話[10,405文字] 純文学〔文芸〕
「おひや、いらんかえーー」「お冷や、どうどすーー」
京都の町に間延びした売り声が流れた。盆の期間限定で出現する白川女(しらかわめ)の一団だ。
何事だろうと人が振り返った。手甲脚絆に草履履き、紺の筒袖も被った手拭いも時代錯誤の白川女。
それは夏休みの課題研究でやってきた高校生だった。
記者の質問攻めに重い口を開いた彼女は、テレビスタジオで商品説明をすることになった。
迎え火とともに出現し、送り火とともに行方をくらます彼女たち。
これは、真夏の古都におこった小さな出来事の記録である。
京都の町に間延びした売り声が流れた。盆の期間限定で出現する白川女(しらかわめ)の一団だ。
何事だろうと人が振り返った。手甲脚絆に草履履き、紺の筒袖も被った手拭いも時代錯誤の白川女。
それは夏休みの課題研究でやってきた高校生だった。
記者の質問攻めに重い口を開いた彼女は、テレビスタジオで商品説明をすることになった。
迎え火とともに出現し、送り火とともに行方をくらます彼女たち。
これは、真夏の古都におこった小さな出来事の記録である。
白川女
酷暑
お冷や
プチ・ホラー
プチ・SF
全1話[10,405文字]
(各話平均10,405文字)
[推定読了0時間21分]
お気に入り登録:4件
投稿開始:2018年08月17日(08:31:37)
(各話平均10,405文字)
[推定読了0時間21分]
お気に入り登録:4件
評価人数:5人(平均4.1pt)
最新作投稿:2018年08月17日(08:31:37)投稿開始:2018年08月17日(08:31:37)
齋藤 一明 先生の他の作品