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N3482I 121pt
完結済

サクラビルを出て

彩杉 A

全15話[136,437文字] 純文学〔文芸〕 R15
 小説すばる新人賞二次選考通過作品です。

 充実したキャンパスライフを送りこれからの人生の目的を探る。村石保にとってその探求は大学生なら誰しもが抱くような淡い種類のものとは一線を画していた。何故なら大学四年間を過ごした後には、父が遺した会社の社長に就くことが決まっていたからだった。
 生前、異常なまでに厳格だった父。保はその父を慕うどころか、憎みさえしていた。当然父親が遺した会社も毛嫌いしていた。
 しかし、父が急逝したとき、まだ高校三年生の保に、母は後を継いで社長になれ、と強く主張した。そんなことは無理だと保は言うのだが、妙に頑なな母は保に大学の四年間を猶予として与えることだけを認め、保の代わりに社長職に就いた。
 時限を切られた保は大学生活の中に何とか充実を見出そうとした。しかし日々の授業は面白くなく、打ち解けて話す友達もできず、愛を語り合う恋人も見つからない。そうこうしている間に2年が過ぎ、同じ毎日の繰り返しに嫌気が差してきていた保の生活が榊原という名の官能小説家と出会うことで突然色づき始めた。

R15 日常 青春 大学生 一人暮らし キャンパスライフ 恋愛 社長 年上の女性 学生生活 充実
全15話[136,437文字]
各話平均9,096文字
[推定読了4時間33分]
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評価人数:8人(平均4.1pt)

最新作投稿:2009年11月07日(18:49:51)
 投稿開始:2009年10月19日(08:47:15)


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