データ取得:2025/05/12未明
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N2935HS
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短編
短編
とある青年の、なんたる不幸な一日の話
広野狼
全1話[3,646文字] 異世界〔恋愛〕
王宮のとある一室では、本日もうら若き乙女の罵声が響いていた。
「近寄んないで、変態っ」
「ああ、素晴らしい」
一人は侯爵令嬢、もう一人は、この国の王子である。確実に罵られているのは、王子であった。
「姫様も諦めればいいのに」
と、俺は部外者の顔をしてそう言った。
部外者でいたかった。けれど、王子の従僕なので、部外者になれない。
なんたる不幸。
これは、王子の従僕を務める青年の、とある一日のぼやきである。
「近寄んないで、変態っ」
「ああ、素晴らしい」
一人は侯爵令嬢、もう一人は、この国の王子である。確実に罵られているのは、王子であった。
「姫様も諦めればいいのに」
と、俺は部外者の顔をしてそう言った。
部外者でいたかった。けれど、王子の従僕なので、部外者になれない。
なんたる不幸。
これは、王子の従僕を務める青年の、とある一日のぼやきである。
第三者視点
全1話[3,646文字]
(各話平均3,646文字)
[推定読了0時間8分]
お気に入り登録:16件
投稿開始:2022年07月02日(13:52:05)
(各話平均3,646文字)
[推定読了0時間8分]
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最新作投稿:2022年07月02日(13:52:05)投稿開始:2022年07月02日(13:52:05)