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データ取得:2024/04/28未明

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聖女の恵み?いいえそれは。~オブシディアン・ライムールと神の心臓

寺尾友希(田崎幻望)

全14話[51,158文字] 異世界〔恋愛〕 R15 残酷な描写有り
「君を愛することはできないだろう」
 継承権を持たない側妃腹の第一王子オブシディアン・ライムールは、母の母国との無為な戦争を止めるため、『我が儘で凶暴で醜い』と噂の聖女との政略結婚を受け入れた。しかし一途で頑固な狼獣人のオブシディアンには幼き頃に失った『唯一』がいて――婚姻当日「愛することは出来ない」と言ったオブシディアンに、厚いベールで顔も見えぬ聖女は言った。「きんにくきんにくきんにく最高。ありがとうございます!」と。
 偏食だという聖女の前で肉を食べればベールにヨダレがにじむ。凶暴だという聖女は幻覚を視て自傷する。醜いという聖女の肌は過酷な五穀断ちで木の皮のよう。
 奇天烈な聖女の行動に振り回される内、オブシディアンは聖女が一人で国を支え、ミイラのようになるほど搾取され尽くしていることを知る。彼と聖女の政略結婚は、現聖女を使い潰す前に、新たな毛色の良い『聖女』を増やそうという思惑によるものだった。
 聖女のことを知れば知るほど、オブシディアンには聖女がかつて失った『唯一』と重なって見えて……。
「ほらソバに蜂蜜、兎に猪、ウズラにキジ、鴨にマスだ。これなら五穀の内に入らんだろう?」
 大神官の目をかいくぐってオブシディアンは聖女を餌付けする。
 ところが大神官と王太子の思惑、オブシディアンと聖女の過去も絡んで、事態は思いもかけない方向へ――。
 きんにく好きのおかしな聖女と、不遇な軍人王子の幸せへ向かう物語。

R15 残酷な描写あり 年の差 ヒストリカル 獣人 嫌われからの溺愛? 王子と聖女 不憫ヒロイン 不遇ヒーロー 生まれ変わり? 男主人公 ざまぁは最後 群像劇 ハッピーエンド? ESN大賞5 キネノベ大賞8
全14話[51,158文字]
各話平均3,654文字
[推定読了1時間43分]
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最新作投稿:2023年05月20日(17:23:39)
 投稿開始:2023年05月06日(21:54:50)


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