Nコードで小説の詳細情報を検索
ちょっと面倒だなという方へ

データ取得:2024/05/03未明

おしらせ

新ツール『時間毎PVカウント保存ツール』是非登録お願いします。

N1412IW 10pt
短編

木像の正体

雉白書屋

全1話[1,553文字] ヒューマンドラマ〔文芸〕
 昔。とある古びた宿屋。夜、そこへ泊りにきた二人の男は案内された部屋、畳に腰を下ろすと、ふぅーと満足そうな息を漏らす。
 旅行を満喫。酒に料理を楽しんだあと温泉に入り浴衣を着て、すでに夢心地。赤ら顔でしばし談笑し、さてそろそろ寝るかとその前に一人が便所に行くと言い、廊下に出た。
 そして十数分後。戻ってきたのだがどこか落ち着かない様子。目ざとく気づいたもう一人が訊ねる。

「おい、どうしたんだ?」
「え、いや、なに、なにが?」

「いや、やけに慌てているじゃないか」
「え、え、そうかな」

「そうだよ。そう言えばちょっと遅かったし何かあったのか?」
「いや、え、その、女、そうだ、女の像があってな」

全1話[1,553文字]
各話平均1,553文字
[推定読了0時間4分]
お気に入り登録:0件

評価人数:1人(平均5pt)

最新作投稿:2024年04月15日(11:00:00)
 投稿開始:2024年04月15日(11:00:00)


ページのトップへ戻る