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短編

卒業前、告白ラッシュが止まらない学校で、私は誰にも告白しなかった

松平 ちこ

全1話[11,083文字] 現実世界〔恋愛〕
 携帯もスマホも普及する前の平成時代。
 一人一台持つ当たり前の現代から、十数年前のあの頃。

 よくある物語では卒業式の日に、主人公が告白をしてハッピーエンドが主流だった。
 けれど、主人公もヒロインも居ないなら、そんな展開は起きるはずもなかった。

 同じ校区で長い時間を過ごしてきた中学三年生たちは、卒業を目前に控えて突如として「告白ラッシュ」と呼ばれる現象に包まれていく。
 十分休憩や昼休み、放課後、空き時間になると誰かが想いを伝え、くっついたり、振られたり――そんな非日常が、いつしか日常になっていった。

 しかしそれは、ただの恋愛イベントではなかった。
 卒業とともに関係が途切れてしまうかもしれない不安から、「今しかない」と踏み出した者たちの、切実な行動だったのだ。

 そんな中、主人公・盛本はその流れに乗ることができず、想いを抱えたまま距離を取ることを選ぶ。
 大切だからこそ踏み込めない関係。言葉にしなかった気持ち。

 これはキラキラした青春の裏側で、ありふれた少女と少年が送る中学生活最後となる三学期に訪れた、確かに存在していた「モブたち」による等身大の恋と別れの物語。

シリアス ほのぼの 女主人公 現代 日常 青春 卒業 片想い 告白ラッシュ 友達以上恋人未満 ビターエンド ノスタルジー
全1話[11,083文字]
各話平均11,083文字
[推定読了0時間23分]
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最新作投稿:2026年03月27日(12:19:03)
 投稿開始:2026年03月27日(12:19:03)


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