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完結済

アオイと、わたしと、私たち。染崎アオイはひとりじゃない

kandy

全59話[127,948文字] 現実世界〔恋愛〕 R15
「こいつは――――『洗脳』されている」
それに気づいた時、アオイの復讐の炎は激しく燃え上がった。

染崎アオイは二重人格の女子中学生。彼女の精神の中には別人がいる。名前は『染崎ハル』。アオイから解離して生まれた別人格だ。

かつて両親から虐待を受けていたアオイを助けるためにハルは生まれた。
気の弱いアオイと、しっかり者のハル。二人は互いにとても大切な存在だった。

ある土砂降りの雨の日、正体不明の騒音がアオイを襲う。
頭の中にガンガンと響き、やがて強烈な頭痛となり、問答無用にアオイの意識を奪った。意識を失ったアオイを美人超能力者『真木ライカ』が発見し、とある研究施設に運び込む。

意識を取り戻したアオイが見たのは、巨大な建物のような機械と、紫のチューブが入り乱れている部屋。

そしてその研究施設の主は、ボサボサ頭の冴えない『博士』という男だった。

『博士』と『真木ライカ』は染崎アオイが二重人格であると見抜いていた。いや、知っていた。

彼らは探していたのだ。人格が分かれた人間を。
そして博士は、別人格のハルにある提案をする。


「ハルちゃん、君―――――『肉体』が欲しくないかい?」


肉体を持たずアオイの中に存在するハルに肉体を授ける実験。それは身体を持たない多重人格の別人格を、新品の肉体に移植する実験。博士の目的は、生殖以外の方法で完璧な人間を造ることだった。

自分の肉体を持って一人の人間として生きたい、そう望むハルは実験に惹かれていく。しかし、その実験を拒むのは他ならぬアオイだった。わずかに生まれた軋轢。そして二人の運命は大きく歪んでいくことになる。
増えていく人格。

発現する超能力。

そして、復讐に燃える『私』の存在

憎しみと怒りが交差する人格たちの物語はやがて、とても切なく美しい結末を迎える。

『染崎アオイはひとりじゃない』

その本当の意味とは一体―――――。

R15 青春 二重人格 中学生 超能力 現代 女主人公 群像劇 シリアス 葡萄 ゴーストグレープ キネノベ大賞6
全59話[127,948文字]
各話平均2,169文字
[推定読了4時間16分]
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評価人数:2人(平均2.5pt)

最新作投稿:2021年03月02日(00:27:57)
 投稿開始:2021年01月03日(01:35:50)
 投稿期間:1ヶ月


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