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データ取得:2026-08-19未明

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短編.

我が拳、未だ届かず

朝倉

全1話[10,796文字] その他〔その他〕 残酷な描写有り
生涯を拳法の修練に捧げてきた老人、榊玄斎。

仙闘流と呼ばれる拳法を極めるため、ただひたすら強さを追い求めてきた。
だが七十八歳となった今、ともに拳を交えた者たちは引退するか、すでにこの世を去っている。
弟子もいない。道場もない。
ようやく辿り着きつつある境地を試す相手さえ、もういなかった。

そんなある日、隣人の少年リクが何者かに誘拐される。

泣き崩れる母親を前に、玄斎は一人、少年を取り戻すため動き出す。

ナイフ。
拳銃。
大勢の悪党。

老いた身体を酷使しながら、それでも玄斎は拳を振るう。

そして彼自身、気づいてしまう。

――楽しい。

人を救うための戦いでありながら、生涯磨き続けた技を存分に振るえることを、心のどこかで喜んでいる自分に。

やがて玄斎の前に立ちはだかるのは、かつてリングで人を死なせた元ヘビー級ボクサー。

強さを求め続けた二人の男が、少年の目の前で激突する。

これは、一人の老人が生涯最後に振るった拳と。

そのすべてを、黙って見ていた少年の物語。

残酷な描写あり シリアス 男主人公 現代 ハードボイルド 老人主人公 拳法 武術 老人無双 師弟 継承 短編 アクション バトル
全1話[10,796文字]
各話平均10,796文字
[推定読了0時間22分]
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最新作投稿:2026年08月18日(22:00:00)
 投稿開始:2026年08月18日(22:00:00)

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